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教養・歴史 書評

『経済社会の学び方』 猪木武徳著 中公新書 946円

『経済社会の学び方』 猪木武徳著 中公新書 946円

 経済学徒に限らず、社会問題に携わる人、考え論じようとする人すべてが一読すべき一冊。学問分野に対し、社会「科学」ではなく社会研究の言葉を用いることから姿勢が推して知れる。経済理論の功罪、因果推論の限界。歴史を知り、価値判断を意識することを説く。「『一挙に』解決というのは研究者の頭の中のみにある。『どうにか切り抜ける』ことによって、現実の問題は『解決』されていくことがほとんどだ」。著者はこう戒めつつ励ます。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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