週刊エコノミスト Onlineキリンを作った男・前田仁

「淡麗グリーンラベル」はなぜ「グリーン」だったのか 「うまくて体にいいビール類」の開発秘話

2002年4月10日発売の健康系発泡酒「淡麗グリーンラベル」は、「飲み応え」を追求した
2002年4月10日発売の健康系発泡酒「淡麗グリーンラベル」は、「飲み応え」を追求した

直球か変化球か

上野が掲げた商品コンセプトは「うまい健康志向発泡酒」だった。

アルコール度数の低い「ライト(低アルコール)」ではなく、「しっかりとした飲み応えのある健康系発泡酒」を目指していた。

アルコール度数は、通常のビールと遜色ない4.5%を想定していた。

もともとビールのアルコール度数は4.5%が主流だった。

だが、「スーパードライ」など「ドライビール」の登場により5.0%~5.5%がメインになっていた。

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