上野の森に音楽の春到来! 「東京・春・音楽祭」2年ぶり開催=梅津時比古
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クラシック 東京・春・音楽祭 東京・上野の森に音楽の春到来 1カ月に及ぶ演奏の数々に酔う
今年ほど春が待ち望まれていることも少ないだろう。クラシック音楽ファンは、咲き乱れる桜と共に、音楽の春が来るのも期待する。「東京・春・音楽祭」はコロナ禍のここ2年、公演の中止や縮小を余儀なくされていた(公演できたプログラムもある)が、今年は感染対策を万全にして、桜と共に音楽を楽しめそうだ。3月18日(金)から4月19日(火)まで、上野の森を成す一帯、東京文化会館、旧東京音楽学校奏楽堂、東京芸大奏楽堂、飛行船シアター(旧上野学園石橋メモリアルホール)、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館などに春の音の響きが満ちわたる。
オープニングは、リッカルド・ムーティ指揮の東京春祭オーケストラによるシューベルト《未完成》交響曲。近年とみに味わいを増したムーティが、この名曲の孤独感をどのように表現するか。
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