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教養・歴史 書評

『米中対立の先に待つもの』 津上俊哉著 日本経済新聞出版 1980円

『米中対立の先に待つもの』 津上俊哉著 日本経済新聞出版 1980円

「自由貿易、小さな政府、ネオ・リベラリズム」から「政府の経済介入強化、大きな政府、配分重視」へと世界のトレンドはシフトし、コロナ禍によってますます加速していると著者は見る。この大きな流れの中では、覇権をめぐって争っているように見える米中対立など来たるべき大変化のほんの前奏曲に過ぎないという。では、今後やって来る「グレート・リセット」とはいったい何か。その時に備え、日本は何を考え、どう生き延びればいいのかを示唆する。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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