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教養・歴史 書評

『夕暮れに夜明けの歌を』 奈倉有里著 イースト・プレス 1980円

『夕暮れに夜明けの歌を』 奈倉有里著 イースト・プレス 1980円

 日本人で初めてロシアの文学大学を卒業した著者が、2003~08年に過ごした学生生活を振り返る。友人や先生は、ベラルーシにクリミアとさまざまなルーツを持つ。当時のエピソードと2021年の本書執筆時の思いが交錯し、分断と言論統制が進む現地の変化が浮かび上がる。そして学びに打ち込む日々の中で、自身に刻んだ詩が引用される。どんな時代も、抑圧に抗して思いを言葉に託す作家たちがいた。著者の言葉もそこに加わる。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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