教養・歴史書評 『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 谷頭和希著 集英社新書 924円 2022年3月11日 『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 谷頭和希著 集英社新書 924円 「どこの街に行っても同じ店しかない」。そう批判的に語られる際、やり玉に挙げられるのはチェーン店である。チェーン店こそは地域の没個性と均質化の根源だと考えられているが、果たして本当にそうだろうかと著者は考える。そしてこの問題を考察するに当たって実行したのが、32期連続増収を続けるディスカウントストア「ドン・キホーテ」のフィールドワーク。各地の店舗を巡る中で見えてきた日本の都市の現在、そして未来の可能性とは果たして何か?(K) 前の記事 2月10~16日(ビジネス/フィクション) 次の記事 中国明代の文人・文徴明と研究者の周道振。5世紀を隔てた二人三脚=辻 康吾 文字サイズ 小中大 印刷