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教養・歴史アートな時間

新井博江(ピアノ)と田中晶子(ヴァイオリン)、先輩・後輩の共演が実現=梅津時比古

ピアノの新井博江(左)とヴァイオリンの田中晶子(右)
ピアノの新井博江(左)とヴァイオリンの田中晶子(右)

高校時代の先輩と後輩 成熟期に共演が実現

クラシック 新井博江(ピアノ)&田中晶子(ヴァイオリン) デュオ・リサイタル=梅津時比古

 日本の音楽界にはいくつかの傾向がある。その一つは中堅の演奏家を大切にしないことだろう。コンクールで受賞したばかりの新人はもてはやされる。まだスタート台に立ったばかりなのに、あたかも天才が降臨してきたかのように騒がれることもある。それは本人の成長のためには必ずしも良いことではない。事実、騒がれたのちに、賞味期限が切れたとばかり、見向きもされなくなることもある。

 また反対に、年齢を重ねると、その年輪の重みが大事にされる。年を取ることが、すなわち芸術を極める必然とされる。これはもちろん、歓迎すべきことだが、それがあまりにも過剰であると本人に負担になるばかりではなく、本人の芸術が周囲に間違って受け取られるおそれなしとしない。

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