教養・歴史書評 『入門オルタナティブデータ』 渡辺努・辻中仁士編著 日本評論社 1980円 2022年3月25日 『入門オルタナティブデータ』 渡辺努・辻中仁士編著 日本評論社 1980円 コロナ禍で人々の行動や消費を捉えるうえで、携帯電話の位置情報やクレジットカードの取引情報など、従来の統計とは異なるオルタナティブデータが注目された。その可能性と限界を利用例を交えて掘り下げる。業務から自動的に生じる大量のデータゆえリアルタイムで詳細に分析できる利点がある。一方、対象の偏りをはじめデータの癖を知らなければ分析を過ちかねない。この扱い注意の飛び道具、経済分析で不可欠となるから押さえておきたい。(A) 前の記事 2月24日~3月2日(ビジネス/新書) 次の記事 トランプ政権時代の司法長官が記した回顧録に賛否両論=冷泉彰彦 文字サイズ 小中大 印刷