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教養・歴史 書評

『上海』 工藤哲著 平凡社新書 1012円

『上海』 工藤哲著 平凡社新書 1012円

 銀行で出迎えるのは人ではなく無人ロボット。街を歩けば歩行者の動きを監視するデジタル信号機。上海は今、世界で最も急ピッチのデジタル化が加速する都市として知られる。新聞社の特派員として赴いた著者は、こうした都市の変貌とその背後にある格差社会を描く。と同時に、そうした中でこそ絶えない「草の根交流」も紹介してくれていてホッとする。日本のアニメやカレーが上海の人々にどう受け入れられているかなど興味深いエピソードに注目だ。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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