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教養・歴史 書評

『道徳教室』 髙橋秀実著 ポプラ社 1760円

『道徳教室』 髙橋秀実著 ポプラ社 1760円

 小学校の道徳の教科書をひもといた著者は、一言一句につまずく。「みんなで考える」ってあるけれど、考えるって一人ですることじゃない?など。しかし、何人かの達観した小学生に「取材」するうちに、道徳とはつまり「みんな」が承認する規範に従うことなのだと気付き始める。さらに、ロボットと会話すると、相手を否定しない道徳的な言葉に満ちていることなど、現代的トピックも織り込む。「道徳」という言葉について今一度考えさせる一冊。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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