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教養・歴史 書評

『国民のための「食と農」の授業』 山下一仁著 日経BP 2970円

『国民のための「食と農」の授業』 山下一仁著 日経BP 2970円

 世界一の超高齢社会で少子化も進む日本では、「食」に直結する農業の未来を心配する声が後を絶たない。しかし大切なのは、先入観やイメージにとらわれず、現状を正しく把握し、何が問題でどこに可能性があるのかを具体的に議論することだろう。その点、東京大学での講義をベースにした本書は参考になる。100点を超える豊富なグラフや図表に明らかなように、あくまでもファクト(事実)を根拠に解説し、日本農業の現状と将来性を明らかにしてくれる。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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