教養・歴史書評

『日本のコメ問題』 小川真如著 中公新書 1056円

『日本のコメ問題』

小川真如著 中公新書 1056円

 減反はじめコメ政策は分かりづらい。本書はコメではなく田んぼに軸を置き、大きな流れを捉えることで真の課題を浮かび上がらせる。戦後、コメの自給自足を達成するも消費が減り、コメ余りに直面。余った田んぼの使い道が課題となった。田んぼ保全の補助金は、今は非常時の食糧安全保障名目で正当化されるが、人口減の先には非常時の分より余る事態が待つ。ならば荒れさせればいいのか。農地にどんな価値を見いだすのか、著者は国民的議論を喚起する。(A)

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