突出する米エネルギー・軍需株の上昇 市岡繁男
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年初からS&P500種株価指数がマイナス15%安となる中、エネルギー株の上昇率はプラス67%と突出している。また軍需関連株も軒並み2~3割上昇しており、今年の米国株はこの2業種に下支えされた状態だ。これは両業種がウクライナ戦争で多大なメリットを享受しているからだ。米エネルギー企業は、これまで参入が難しかった欧州に天然ガスや原油を高値で販売できるようになった。米国の石油輸出量が急増していることはその表れだ(図1)。軍需産業は、米国がウクライナに大量の武器を援助しているためフル生産となっ…
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週刊エコノミスト
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