2022年1～6月期の世界の自動車販売台数で、初めて業界第3位に浮上した現代自動車グループ。伝統的な完成車ビジネスの枠を超えて、「スマートモビリティー・ソリューションプロバイダー」としての地位を築こうとしている。

　現代自グループの好調の背景として、2年前に同グループ代表取締役会長に就任した鄭義宣(チョンウィソン)氏の存在が大きい。鄭氏は、電気自動車（EV）をはじめとするエコカー市場で頭角を現し、全社の業績をけん引したとされる。現代自は22年、欧米…