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金利上昇で売りが急増するREIT 市岡繁男

 昨年12月上旬、英紙は米ニューヨーク(NY)市のオフィス市場の苦境を報じた。いわく、「中国人投資家の撤退、リモートワークの台頭、ウクライナ戦争による打撃に耐えてきたが、金利の上昇で限界に達しつつある。2023年の1~3月期には破格値でのオフィス売却が続出する」というのだ。

「賃貸需要が減少し、市内のオフィス稼働率は5割を切っている。なかでも設備が劣る老朽ビルは急速にテナントを失っている。収益が減少しても諸経費を払わなければならないので、オーナーの4割が将来について決断を迫られている…

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