投資・運用

内需、インフラ関連など多種多様なインド株投信 篠田尚子

 投資制約の多いインド株には投資信託が便利だ。

>>特集「インド新興国経済」はこちら

 インドの株式市場は、個人による直接投資が難しいマーケットのため、投資信託を通じて投資するのが効率のよい方法といえる。

 近年は、「投資初心者ならまずはインデックス」というのがセオリーになっているが、インドを含む新興国株式に関しては少々注意が必要だ。というのも、時価総額ベースで算出される株式インデックスは、あくまでも現時点の市場の実態しか表していない。このため、一般的な「新興国株式インデックス」(例:MSCIエマージング・マーケット・インデックス)では、中国が全体の3割超を占め、インドのウエートは中国の半分以下と、実は存在感が薄い。インドの将来性を見込んで投資するなら、新興国という大きなくくりではなく、インド株投資信託をピンポイントで取り入れることをおすすめする。

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