教養・歴史書評

『経済学史入門』 久保真、中澤信彦編 昭和堂 2750円

『経済学史入門』 久保真、中澤信彦編 昭和堂 2750円

 学問としての経済学には長い歴史があり、多くの経済学者や学派を生み出してきた。本書は、経済学が誕生する以前、人間はどのようなものの考え方、認識の枠組みで経済認識をしていたかという視点から出発し、経済学が確立・刷新・分岐する過程、そして現代経済学に至る流れを丹念に解説する。「経済学の父」と称されるアダム・スミスをはじめ、マルクス、ミル、ケインズ、ヴェブレン、ベンサムら多くの経済学者、思想家の経済の捉え方を学ぶことができる。(K)


週刊エコノミスト2023年6月20日号掲載

話題の本『経済学史入門』 久保真、中澤信彦編 昭和堂 2750円

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