新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『動物がくれる力』 大塚敦子著 岩波新書 1166円

『動物がくれる力』 大塚敦子著 岩波新書 1166円

 動物と一緒に過ごすことで人間が生活に明るさを取り戻し、前向きになる。そんな素敵な事例を国内外で長年取材してきたジャーナリストが数多く紹介。日本の小学校で児童が「学校犬」の面倒を共同で見る中、休みがちだった子供が自然と学校に来られるようになった。米国の刑務所では保護猫が社会に復帰できるようケアしている受刑者の心情が安定。入居者がペットたちと過ごせる日本の高齢者施設は介護を担うスタッフも癒やされている。動物は偉大だ。(W)


週刊エコノミスト2023年6月20日号掲載

話題の本『動物がくれる力』 大塚敦子著 岩波新書 1166円

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事