株は5月に売って9月に買え 市岡繁男
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今年5月、日経平均株価は33年ぶりに3万1000円台を回復した。株価上昇をけん引したのは外国人で3月末から6兆円の買い越しだ。だが、その前の5週間は4兆円も売っていた。理由は不明だが、外国人はこの10年間、日本株を期末に売却し、期初に買い戻す操作を繰り返している(図1)。
株価上昇の理由はさまざまだが、突き詰めると、日銀が昨年9月からの半年間で92兆円も国債を買ったことが大きい。諸外国が金融を引き締める中、独り日銀は世界に巨額の流動性を供給した。効果はまず海外で表れ、昨年10月以…
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週刊エコノミスト
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