週刊エコノミスト Online編集後記

村田晋一郎/浜田健太郎

編集部から

 私自身も影響を受けたが、今年の盆は台風7号が多くの帰省客の足を止めた。日本の大動脈、東海道・山陽新幹線は、8月15日は計画運休、16日は静岡の局地的豪雨で運転見合わせや運休が続き、その影響は翌17日まで続いた。

 ここで気になるのは代替手段。東海道新幹線の脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになった以上、リニア中央新幹線の建設を前に進めるべきではないか。今回のように東海道新幹線が止まっても、別ルートを通るリニア中央新幹線ならば東西の移動は可能だっただろう。

 また、16日に見られた選択肢として、大阪から在来線特急「サンダーバード」で金沢まで行き、金沢から北陸新幹線で東京まで戻るものがあった。このルートは現在、北陸新幹線の敦賀以西の延伸が議論されている。

 今回の混乱をきっかけに鉄道網の拡充が前進することを期待したい。

(村田晋一郎)

 わが地元の柏レイソルは今期J1リーグで残留争いを強いられ苦戦中だが、サポーターが今年加えた応援歌は気に入ってる。元歌はラルクアンシエル(ラルク)の代表曲の「ドライバーズ・ハイ」だ。

 ラルクの名は知っていたが、この歌は知らなかった。スピード狂の若者を描いたアップテンポな曲という印象だが、何度か聴くと「車がテーマなのか」と違和感を感じ、その後、「神風特攻隊のことだ」と気づいた。

「爆発して灰になってもこのままだと笑ってるね」「もう数えるくらいで僕らは消え失せて真暗な朝が来るね」「来世でまた会おう」と続く重たい内容の歌詞。軽快な曲との落差に才能のすごみを感じた。

 作詞はボーカルのHYDE。彼は、「日本には『戦争を絶対しない。そのために武器も持たない』というとても素敵な法律がある」と述べている。

(浜田健太郎)

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