新聞から言葉をえぐる(9月14日~21日)
「今後、両国関係を対外政策の第1番として発展させていくのが、我が国政府の確固たる立場だ」=9月14日付『毎日新聞』
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記がロシアを訪問し、極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地でプーチン露大統領と会談。ロシアとの関係を優先して強化するとアピールして。
「心に反省を持ち、決して忘れることのない傷として歩みを進めていきたい」=14日付『読売新聞』
自民党役員人事で新たに起用された小渕優子選対委員長(49)=茂木派、写真=が記者会見で、9年前の「政治とカネ」の問題について。
「女性ならではの感性や共感力も十分発揮していただきながら、仕事をしていただくことを期待したい」=15日付『朝日新聞』
岸田文雄首相が内閣改造を行い、第2次岸田再改造内閣が発足した。首相が会見で、女性閣僚が過去最多タイの5人になったことについて。SNS(ネット交流サービス)上で「ステレオタイプな見方だ」「『男性ならでは』とは言わないのに」などの声が広がった。
「私は医療関係団体の代弁者ではない」=15日付『毎日新聞』
武見敬三厚生労働相が就任会見で、日本医師会との関係を問われて。武見氏の父親の故・太郎氏は1957年から25年にわたって日医会長を務めた。
「今日で『アレ』は封印してみんなで優勝を分かち合いたい」=15日付『読売新聞』
プロ野球のセ・リーグは、阪神タイガースが2005年以来18年ぶり6回目(1リーグ時代を含めると10回目)の優勝を果たした。岡田彰布監督=写真=が優勝インタビューで。
「(国民民主の)連立入りへの布石と思われても仕方ない。違和感は感じる。岸田首相、自民党側に何らかの意図があることが伝わってくる人事だ」=16日付『毎日新聞』
岸田文雄首相は、首相官邸でパナソニック社員で元国民民主党参院議員の矢田稚子(わかこ)氏と会談し、賃金・雇用担当の首相補佐官に任命した。立憲民主党の泉健太代表が。
「成熟した遺産と言える樹木を切り、どんなに新たに植林しても同じものにはならない」「文化遺産の不可逆的な破壊だ」=16日付『東京新聞』
東京・明治神宮外苑の再開発計画の撤回などを求めている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の関係者らが都内で会見。国際文化的景観委員会のエリザベス・ブラベック委員長がオンラインで参加して。
「最初の60分は非常に良かった」「たくさんのチャンスがあったが生かし切れなかった」=19日付『毎日新聞』
ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会の1次リーグで、D組の日本は強豪イングランドに12―34で敗れた。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが。
「一生をかけて反省して謝罪を続け、罪を償っていくつもりだ」=20日付『日経新聞』
動画投稿サイトで著名人らを繰り返し脅迫したとして暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などに問われた元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)被告(51)は、東京地裁での初公判で脅迫発言を認め、謝罪した。
「タレントはある意味で被害者。活躍の機会を長きにわたって奪うということはそれはそれでまた問題だ」=20日付『毎日新聞』
ジャニーズ事務所の性加害問題を受け所属タレントの広告起用見直しが相次いでいることについて、経団連の十倉雅和会長が定例会見で。
「調子がいい選手、楽しみな選手を使って、それがしっかり戦力になった」=21日付『朝日新聞』
プロ野球パ・リーグは、オリックス・バファローズが3連覇を果たした。前身の阪急時代を含めると15回目の優勝。パでは1990〜94年に5連覇した西武以来の3連覇。胴上げの後、中嶋聡監督が。
「国連総会に安保理で行使された拒否権を覆す力を与えるべきだ」=21日付『日経新聞』夕刊
国連安全保障理事会はウクライナ情勢と国連憲章に関する首脳級会合を開いた。ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が出席し、常任理事国の対立で機能不全に陥っている安保理の改革を訴えて。
「たった1日で、現地での反テロ対策の全ての任務を遂行した」=21日付『朝日新聞』夕刊
旧ソ連のアゼルバイジャンのアリエフ大統領が、係争地ナゴルノカラバフに住むアルメニア人勢力に対する「対テロ作戦」で勝利を収めたと宣言して。
週刊エコノミスト2023年10月10・17日合併号掲載
新聞から言葉をえぐる(9月14日~21日)