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週刊エコノミスト Online 書評

『孤独とつながりの消費論』 三浦展著 平凡社新書 1034円

『孤独とつながりの消費論』 三浦展著 平凡社新書 1034円

 たくさん稼いで新製品をどんどん買う。欲望の赴くままに突っ走るそうした消費ではなく、安くても良いものならいいと満足し、また中古品を活用する最近の傾向を著者は「脱消費的消費」と呼ぶ。そのうえで、現代のそうした傾向の深層に「孤独」があると指摘するのが本書だ。若い世代が好きなアイドル(「推し」と呼ぶ)を応援する意図で買う「推し活」消費、中年男性を癒やす「昭和レトロ」な消費など、消費と孤独の関係を豊富なデータとともに解説する。(H)


週刊エコノミスト2023年10月31日号掲載

『孤独とつながりの消費論』 三浦展著 平凡社新書 1034円

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