新聞から言葉をえぐる(10月5日~10月12日)
「総合的に判断するため、協議を重ねたが、判断に至らなかった」=10月5日付『毎日新聞』
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、斉藤鉄夫国土交通相が軟弱地盤改良に必要な設計変更を4日までに承認するよう指示したことに対し、沖縄県の玉城デニー知事は同日、期限までに承認するのは困難だと回答した。玉城氏が記者団に。
「(配達中の事故やけがが)表に出てくるのはごく一部。泣き寝入りする人がいっぱいいる」「誰かが言わないと状況が分からない」=5日付『毎日新聞』
アマゾンジャパンの商品配達を委託された個人事業主の男性(65)が、配達中のけがについて、横須賀労働基準監督署から労災認定を受けた。男性が記者会見して。
「ドコモの顧客基盤を生かし、気軽で簡単な資産形成サービスを提供していく」=5日付『読売新聞』
NTTドコモは、インターネット証券を手がけるマネックスグループと資本業務提携を結んだ。共同出資で持ち株会社を設立し、マネックス証券が傘下に入る。ドコモの井伊基之社長が会見で。
「鉄棒から手を放した瞬間に、(着地が)止まる感覚がした。止まった時は、本当にスローモーションのようだった」=5日付『読売新聞』
体操の世界選手権の男子団体総合で、日本は2015年大会以来、8年ぶり7度目の優勝を果たした。最終演技の鉄棒で着地をぴたりと決めた橋本大輝(順大)が。
「私は民主主義や自由、平等の実現のための努力を決してやめない」=7日付『朝日新聞』
ノルウェーのノーベル賞委員会は、イランの収監中の女性人権活動家、ナルゲス・モハンマディ氏(51)に今年のノーベル平和賞を授与すると発表した。モハンマディ氏が声明を出して。
「ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。ここは何の懸念もなく、100%確信」=7日付『朝日新聞』
日本維新の会の鈴木宗男参院議員=写真=が党に事前に届けずロシアを訪問し、ウクライナへの侵攻に関するロシア国営通信社「スプートニク」の取材に。鈴木氏は維新を離党した。
「まだまだ日本のラグビーは強くなれる、そう信じています」=9日付『毎日新聞』
ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で、1次リーグD組の日本代表はアルゼンチンに27─39で敗れ、2勝2敗のD組3位で敗退が決まった。主将の姫野和樹選手(トヨタヴェルブリッツ)=写真=が。
「米国はイスラエルに寄り添う。我々は支援を惜しまない」=9日付『読売新聞』
パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスがイスラエルへの大規模攻撃を仕掛け、イスラエルが反撃を開始。双方に多数の死者が出た。バイデン米大統領が演説でハマスを非難して。
「完全包囲する」=10日付『毎日新聞』夕刊
イスラエルのガラント国防相がガザ地区について、電気や水道の供給を中止するほか、食料や燃料の輸送も遮断すると表明して。
「国と県は、私たちが死ぬのを待っているのか」=11日付『朝日新聞』
水俣病特別措置法に基づく救済策の対象外となった原告128人全員を水俣病と認めた大阪地裁判決を不服として、国と熊本県は大阪高裁に控訴した。原告の前田芳枝さん(74)が憤って。
「ハマスはテロ組織だが、パレスチナ人全員がテロリストということにはならない」=11日付『毎日新聞』夕刊
欧州連合(EU)がハマスとイスラエルとの戦闘をめぐって外相会合を開き、パレスチナに対する支援の停止が議題に上った。ボレル外務・安全保障政策上級代表(外相)が会合後の会見で、支援を継続する方針を示して。
「(五輪開催への)住民の理解を十分に得ているとは言いがたい」=12日付『朝日新聞』
札幌市と日本オリンピック委員会(JOC)は、東京都内で共同会見を開き、30年冬季五輪・パラリンピックの招致を断念し、招致目標を34年以降に切り替えると発表した。山下泰裕JOC会長が。
「うれしい気持ちとともに、これまで以上に高いレベルの将棋が要求されると思っている」=12日付『日経新聞』夕刊
将棋の第71期王座戦五番勝負第4局で、7冠を持つ藤井聡太名人(21)が永瀬拓矢王座(31)に勝ち、対戦成績3勝1敗で王座を奪取するとともに、史上初の全8冠制覇を達成した。藤井王座が対局から一夜明けた会見で。
週刊エコノミスト2023年10月31日号掲載
新聞から言葉をえぐる(10月5日~10月12日)