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新聞から言葉をえぐる(10月27日~11月1日)

「正当な判決を出してくれたこと、多くの方々が(著書の)意図を正確に見抜いて支持、応援してくれたことに感謝したい」=10月27日付『朝日新聞』

 韓国最高裁(大法院)は、著書『帝国の慰安婦』で虚偽の記述をしたとして名誉毀損(きそん)罪に問われた朴裕河(パクユハ)・世宗大名誉教授=写真=について、「無罪とみるべきだ」として、罰金を命じた2審判決を取り消しソウル高裁に差し戻した。朴氏が記者団に。

「名前からして『常に広島』。縁を感じずにいられなかった」=27日付『毎日新聞』

 プロ野球のドラフト会議で、広島の新井貴浩監督が1位指名で楽天と競合した青学大の常広羽也斗投手の当たりくじを引き当ててガッツポーズし、上機嫌で。

「不起訴を前提に被告を取り調べ、被告も不起訴を期待して意に沿う供述をしたことは否定できない」=27日付『読売新聞』

 2019年の参院選をめぐる大規模買収事件で、元法相の河井克行元衆院議員(実刑確定)から現金を受け取ったとして公職選挙法違反に問われた元広島市議の判決で、広島地裁は、求刑通り罰金15万円、追徴金30万円を言い渡した。後藤有己裁判長が、検事から供述を誘導されたとする弁護側の主張について。

「巌に真の自由を与えてもらえるようお願いします」=28日付『毎日新聞』

 強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(87)のやり直しの裁判(再審)が静岡地裁で始まった。本人に代わって法廷に立った姉の秀子さん(90)が。

「イスラエル市民の殺害に対する答えは、パレスチナ市民の殺害ではない」「どうか命を救ってください」=28日付『毎日新聞』

 国連総会のパレスチナ自治区ガザ情勢に関する緊急特別会合で、パレスチナ自治政府のマンスール国連大使が。その後、「人道的休戦」を求めるヨルダン提出の決議案が121カ国の賛成で採択された。

「増税メガネという言葉は気になりますか」=28日付『読売新聞』

 岸田文雄首相がインターネット上で「増税メガネ」とやゆされていることをめぐり、衆院予算委員会で立憲民主党の長妻昭政調会長が首相に質問して。首相は「いろいろな呼び方があるものだなと思っている」と答えた。

「(妻と子には)『争い事は終わったよ』と伝えたい」=28日付『朝日新聞』

 東京・池袋で19年に起きた暴走事故で、妻子を亡くした松永拓也さん(37)=写真=らが旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三受刑者(92)に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は飯塚受刑者に約1億4660万円の賠償を命じた。松永さんが記者会見で。

「戦争は第2段階に入った」=30日付『毎日新聞』

 イスラエルのネタニヤフ首相が会見で、ガザ地区での地上戦をさらに強化すると表明して。

「団結すれば何でもできると国民に見せたかった」=30日付『日経新聞』

 ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会の決勝で、南アフリカがニュージーランドを12─11で振り切り、連覇を果たした。準々決勝から3試合続けて1点差勝利だった。コリシ主将が。

「それぞれ重要な課題だ。経済、賃金、物価に最大限配慮した上で(防衛増税の)実施時期も決める。両者は矛盾しない」=31日付『毎日新聞』

 岸田首相が衆院予算委員会で、防衛力強化のための増税と所得減税を実施する整合性について。

「我々は信頼を失いつつある。世界で孤立している」=11月1日付『日経新聞』

 イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり、バイデン米大統領のイスラエル重視の対応に支持層から不満が高まった。民主党のプラミラ・ジャヤパル下院議員がテレビ番組で即時停戦を求めて。

「我々は記録的な労働協約を勝ち取るため、容赦なく戦い、達成した」=1日付『朝日新聞』

 全米自動車労働組合(UAW)が、ゼネラル・モーターズ(GM)と新たな労働協約で暫定合意したと発表。自動車大手3社での一斉ストライキは終結することになった。UAWのショーン・フェイン委員長が動画を公開して。

「1%を大きく継続的に超えることは想定していない」=1日付『読売新聞』

 日銀は金融政策決定会合で金融緩和政策を修正し、長期金利が事実上の上限である1・0%を一定程度超えることを容認する方針を決めた。植田和男総裁が会見で、今後の金利水準について。


週刊エコノミスト2023年11月21・28日合併号掲載

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