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新聞から言葉をえぐる(11月5日~11月15日)

「誘拐されたイスラエル人の解放を伴わない一時停戦を拒否する」=11月5日付『読売新聞』

 ブリンケン米国務長官がイスラエル中部テルアビブでネタニヤフ首相と会談し、イスラム組織ハマスとの戦闘の「人道的な中断」を要請した。ネタニヤフ氏が会談後のテレビ演説で、攻撃を続ける考えを示して。

「前回の日本一は27歳だった。長かった。選手でも日本一を達成できて、また監督で達成できて幸せ」=6日付『毎日新聞』

 プロ野球の日本シリーズは、セ・リーグの阪神タイガースがパ・リーグのオリックス・バファローズを4勝3敗で降し、1985年以来38年ぶり2度目の日本一に輝いた。岡田彰布監督がインタビューで。

「中東での戦争に(世界の)注目が移っているのは明らかだ」=6日付『毎日新聞』

 ウクライナのゼレンスキー大統領が記者会見で、イスラエルとハマスの戦闘に関し、ロシアのウクライナ侵攻への関心低下に懸念を示して。

「一つの選択肢だ」=6日付『朝日新聞』夕刊

 イスラエルの極右政党に所属するエルサレム問題・遺産相のエリヤフ氏がラジオ番組で、ガザ地区への核使用について。国内外で批判を浴び、ネタニヤフ首相はエリヤフ氏を当分の間、閣僚会議に出席させない処置を取った。

「見通し実現の確度が少しずつ高まってきている」=7日付『読売新聞』

 日銀の植田和男総裁が名古屋市で講演し、2%の物価安定目標について。「十分な確度をもって見通せる状況には至っていない」とも述べた。

「ガザでの悪夢は、人道的危機をはるかに超えるものだ。ガザは子どもたちの墓場となりつつある」=7日付『日経新聞』夕刊

 国連のグテレス事務総長が記者団に対し、イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区の人道状況について。

「謝罪という言葉は、被害者が特定されて初めて使われる。謝罪という言葉には距離を置いている」=8日付『読売新聞』

 政府から解散命令を請求された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長が東京都渋谷区の教団本部で会見。「つらい思いをした皆さまにおわびする」としたものの、組織的な責任を否定し、「謝罪」はしなかった。

「税収の増えた分は、政策経費や国債の償還などですでに使っている。減税をするなら国債の発行をしなければならない」=9日付『朝日新聞』

 鈴木俊一財務相は衆院財務金融委員会で、岸田文雄首相が減税で「国民に還元する」とした過去の税収増分は使用済みで残っていないと明らかにした。

「まずは経済対策、先送りできない課題に一意専心取り組む。それ以外のことは考えていない」=9日付『毎日新聞』夕刊

 岸田文雄首相は年内の衆院解散を見送った。首相官邸で首相が記者団に。

「(観客席の)一番上までお客さんがいたので、一番上まで羽ばたこうと思った。胸を張って滑れたのでよかった」=12日付『毎日新聞』

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、中国杯の女子で、ショートプログラム(SP)3位だった18歳の吉田陽菜(木下アカデミー)=写真=がフリー1位の合計203・97点でGP初優勝を果たして。

「心の中では3人一緒に舞台に立つつもり」=14日付『毎日新聞』

 NHKは、第74回紅白歌合戦の出場歌手44組を発表した。SMILE─UP.(スマイルアップ、旧ジャニーズ事務所)からは選ばれなかった。「キャンディーズ」時代に出場経験があるが単独では初出場となる紅組の伊藤蘭さん=写真=が。

「こういうものはやはり早めに決着をするべきだ」=15日付『日経新聞』

 岸田文雄首相は、過去の税金滞納と資産差し押さえの事実を認めた神田憲次副財務相を事実上更迭した。与党内からは判断の遅れを指摘する声が上がった。自民党の梶山弘志幹事長代行が会見で。

「上級生が下級生を叱責(しっせき)するという劇団の慣行を無批判に受け入れた。一時代前、二時代前といってもいい価値観に基づく思考だ」=15日付『朝日新聞』

 宝塚歌劇団の劇団員の女性(25)が急死した事案で、歌劇団は外部の弁護士チームによる調査報告書を公表した。長時間の稽古(けいこ)などで強い心理的負荷がかかっていた可能性を指摘する一方、いじめやパワーハラスメントは確認できなかったとした。遺族側代理人の川人博弁護士が会見で報告書を批判して。


週刊エコノミスト2023年12月5・12日合併号掲載

新聞から言葉をえぐる(11月5日~11月15日)

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