週刊エコノミスト Online書評

『昭和50年代東京日記』 泉麻人著 平凡社 2420円

『昭和50年代東京日記』 泉麻人著 平凡社 2420円

 人気作家が大学入試からテレビ情報誌の出版社に就職、コラムニストとして独立と、激動の10年を過ごした昭和50年代。当時の流行や世相とともに周辺の出来事を回顧した楽しいエッセーだ。荒井由実(松任谷由実)や大滝詠一の音楽にひかれ、キャンディーズに注目し、当時は高額商品だったビデオデッキを購入して番組をせっせと録画するなど、ある年代以上の人には確実に刺さる内容。“日本が熱かった時代”の空気感が見事に再現されている。(W)


週刊エコノミスト2023年12月19日号掲載

『昭和50年代東京日記』 泉麻人著 平凡社 2420円

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