新聞から言葉をえぐる(12月20日~12月28日)
「確度は少しずつ高まっているが、賃金と物価の好循環をなお見極める必要がある」=12月20日付『日経新聞』
日銀は金融政策決定会合で、現状の大規模な金融緩和の維持を決めた。植田和男総裁が記者会見で、2%の物価安定目標の実現について。
「不正行為に関与した従業員は経営の犠牲になったともいえ、責められるべきは経営幹部だ」=21日付『毎日新聞』
ダイハツ工業で車両の認証試験に不正があった問題で、第三者委員会が調査結果を発表。不正の件数は174件で、対象車種は64車種に拡大した。同社は国内外の工場で全車種の生産、出荷を停止すると発表した。第三者委の貝阿弥(かいあみ)誠委員長が会見で。
「党がこんな時だし、やれることはやらせていただくつもりで首相に身柄をお預けした」=22日付『毎日新聞』
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受け、安倍派の萩生田光一政調会長の後任に無派閥の渡海紀三朗元文部科学相の起用が固まった。渡海氏が記者団に。
「たとえ緊密な同盟国からの買収であっても、真剣な精査に値するとバイデン大統領は考えている」=22日付『日経新聞』夕刊
米ホワイトハウスのブレイナード国家経済会議(NEC)委員長が、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収について。
「(優勝は)ちょっとキツいと思っていたが、いつも聞いている(有川監督の)声で頑張れた」=25日付『毎日新聞』
全国高校駅伝競走大会の女子で神村学園(鹿児島)が5年ぶり2回目の優勝。ケニア出身のアンカー、カリバ・カロライン=写真=が競技場の最後の直線で仙台育英を逆転した。カリバが、競技場に入って有川哲蔵監督から「行けるぞ!」の声が飛んだことについて。
「年明け、できるだけ早い時期に党の信頼回復のための組織を立ち上げる」=26日付『朝日新聞』
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は政治改革を議論する新たな党組織を設置する方針を明らかにした。
「我々は止まらない。戦闘は我々が終わらせるまで続く」=26日付『読売新聞』夕刊
イスラエルのネタニヤフ首相が、イスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区北部を視察して。
「4本のベルトを集めて達成感があってうれしいが、通過点ととらえていた。次戦に向けて頑張りたい」=27日付『読売新聞』
ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体王座統一戦で、井上尚弥(大橋)がマーロン・タパレス(フィリピン)に十回KO勝ち。史上2人目となる2階級での4団体王座統一を果たして。
「警視庁と検察庁にはしっかりと検証し、できることなら謝罪してほしい」=28日付『朝日新聞』
軍事転用可能な装置を不正輸出したとして逮捕・起訴され、後に起訴が取り消された化学機械製造会社「大川原化工機」の大川原正明社長=写真=らが、東京都と国に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は計約1億6200万円の賠償を命じた。判決後、大川原社長が。
「どこかで県民の意思を確認したい」「選挙という考えはもちろんある」=28日付『毎日新聞』
原子力規制委員会は、相次ぐテロ対策の不備による東京電力柏崎刈羽原発への是正措置命令を解除した。再稼働の焦点となる地元同意について、新潟県の花角英世知事が会見で。
「代執行は沖縄県だけの問題ではない」=28日付『朝日新聞』夕刊
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、斉藤鉄夫国土交通相は、防衛省による地盤改良工事のための設計変更申請を沖縄県に代わって承認する代執行を実施した。玉城デニー知事が記者団に。
「今日からは本当の意味で、憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう頑張ります」=28日付『読売新聞』夕刊
米大リーグ、ドジャースは、プロ野球・オリックスから山本由伸投手(25)を獲得したと発表した。背番号は「18」。山本投手が本拠地ドジャースタジアムで入団記者会見して。
「ネタニヤフ氏のやっていることは、ヒトラーがやったことと変わらない」=28日付『毎日新聞』夕刊
イスラエル軍とハマスの戦闘をめぐり、トルコのエルドアン大統領がイスラエルを強く非難して。
週刊エコノミスト2024年1月23日・30日合併号掲載
新聞から言葉をえぐる(12月20日~12月28日)