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週刊エコノミスト Online 書評

『図書館は生きている』 パク・キスク著 原書房 2200円

『図書館は生きている』 パク・キスク著 原書房 2200円

 米国の公共図書館で司書を務めた韓国人の著者が、その仕事の知られざる日常を紹介。来館者から題名も著者も分からない本を探すよう頼まれ奮闘し、貸し出した本が落書きされたのに怒り、読まれない蔵書の廃棄処分に悩み、利用者の個人情報保護に気を配る。米シアトルの中央図書館が地域のホームレスを拒否せず受け入れられるよう建物の設計段階から配慮したことなど、世界各地の意外なエピソードも多数。優しくて秀逸なエッセーの宝庫だ。(W)


週刊エコノミスト2024年2月13日号掲載

『図書館は生きている』 パク・キスク著 原書房 2200円

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