新聞から言葉をえぐる(1月19日~1月25日)
「解散することを検討している。政治の信頼回復に資するものであるならば、考えなければならない」=1月19日付『読売新聞』
岸田文雄首相が首相官邸で記者団に、自民党派閥の政治資金をめぐる事件に関連し、自身が会長を務めていた岸田派について。その後正式に解散を決定した。安倍派、二階派、森山派も解散を決めた。
「共闘を呼びかけ続けた我が党の政治的躍進が、共闘の再構築の力になる」=19日付『朝日新聞』
共産党は党大会で、志位和夫委員長(69)が退任し、後任に田村智子政策委員長(58)=写真=が就く人事を決定した。委員長交代は約23年ぶりで、女性就任は初めて。田村氏が記者会見で、志位氏が追求した野党共闘の継続に意欲を示して。
「プロで27年間耐え抜いた体に感謝したい」=19日付『毎日新聞』
横浜(現DeNA)と中日の日本一に貢献した谷繁元信さん(53)の野球殿堂入りが決まった。通算3021試合出場のプロ野球記録について谷繁さんが。
「安倍派の幹部が誰も立件されない一方で、会計責任者に罪が着せられる。まさにトカゲのしっぽ切りだ」=20日付『毎日新聞』
自民党派閥の政治資金をめぐる事件で、東京地検特捜部は19日、計8人を在宅・略式起訴した。安倍派幹部議員7人については立件を見送った。立憲民主党の泉健太代表が記者団に。
「人は自然に集まる。『派閥解消だからあっち行け』とは言えない」=20日付『朝日新聞』
二階派が緊急総会で解散を決めた後の会見で、会長の二階俊博元幹事長が今後の活動について。
「史上最強と言われて調子乗んな、と言われている感じ。うまいチームから強いチームに変わるための試練がきている」=21日付『読売新聞』
サッカーのアジア・カップの1次リーグ第2戦で、D組の日本はイラクに1─2で敗れた。国際Aマッチの連勝は10で止まった。堂安律(フライブルク)が。
「ぎりぎり合格の60点とさせていただきたい」=21日付『読売新聞』
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」が月面着陸に成功したと発表した。一方、SLIM本体の太陽電池が発電できないトラブルが発生した。JAXA宇宙科学研究所の国中均所長が会見で。
「もう船は出せん。漁業は終わりや」=22日付『毎日新聞』
能登半島地震による地盤隆起で、19漁港は海底が露出したり水深が不足したりする壊滅的な被害を受けた。石川県珠洲市の長橋漁港に所属する漁師の鍛冶鉄雄さん(67)が。
「皆さんの顔を見ることができて本当にうれしい。明けない夜はありません。前を向いて進んでいきましょう」=23日付『毎日新聞』
地震で大きな被害を受けた石川県能登町で、町立の全9小中学校が再開した。宇出津小の3学期の始業式で、坂口浩二校長が児童に呼びかけて。
「金を集める力と堂々と論陣を張れることは、政治家が偉くなるのに必須のことだと勘違いしていた」=23日付『毎日新聞』
自民党派閥の政治資金をめぐる事件で、約4300万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして略式起訴された谷川弥一衆院議員(82)=写真=が議員辞職願を提出した。谷川氏が地元の長崎県大村市内で会見して。
「全ての神々の祝福のおかげでこの大仕事が完了したことを幸せに感じている」=23日付『日経新聞』
インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤのモスク(イスラム教礼拝所)跡地に、与党インド人民党(BJP)肝煎りのヒンズー教寺院が開設された。落成式に出席したモディ首相が。
「決してレースは終わっていない。私はケンカ好きのファイターだ」=25日付『朝日新聞』
11月の米大統領選に向けた共和党の候補指名争いで、第2戦のニューハンプシャー州予備選が投開票され、ドナルド・トランプ前大統領がニッキー・ヘイリー元国連大使との一騎打ちを制した。ヘイリー氏が候補指名争いからの撤退を否定して。
「昨年以上の熱量と決意をもって、物価上昇に負けない賃金引き上げを目指すことが経団連、企業の社会的責務だ」=25日付『読売新聞』
経団連の労使フォーラムが開催され、2024年春闘が事実上スタートした。経団連の十倉雅和会長がビデオメッセージで。
週刊エコノミスト2024年2月13日号掲載
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