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新聞から言葉をえぐる(1月26日~2月1日)

「善悪を判断し、犯行を思いとどまる能力があり、犯行当時は心神喪失でも心神耗弱でもなかった」=1月26日付『読売新聞』

 36人が犠牲になった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の判決公判が京都地裁であり、増田啓祐裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。被告には完全な刑事責任能力があったと認めて。

「グループの将来に大きな汚点を残した可能性があり、私が責任なしということはありえない」=27日付『日経新聞』

 ビッグモーターによる自動車保険金不正請求をめぐり、SOMPOホールディングスは桜田謙悟会長兼グループ最高経営責任者(CEO)が3月末で退任すると発表した。桜田氏が記者会見で。

「今回は逃げずに戦えた。成長できたかな」=27日付『朝日新聞』

 卓球の全日本選手権女子シングルスで26日、平野美宇(木下グループ)=写真=が準々決勝に進出し、伊藤美誠(スターツ)が6回戦で敗れたため、平野がパリ・オリンピックシングルス代表の女子2枠目を確実とした。平野が選考レースを振り返って。

「最期は『桐島聡』で死にたい」=28日付『朝日新聞』

 1974~75年の連続企業爆破事件で、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されている過激派「東アジア反日武装戦線『さそり』」メンバー、桐島聡容疑者(70)とみられる男性が神奈川県内の病院で見つかり、警視庁公安部が事情を聴いた。男性が病院関係者に桐島容疑者本人だと認めて。男性は末期がんを患っており、29日に死亡した。

「自分がすごく信用し、頼っていた(攻撃の形)。私の武器で勝てたので、自分の技に感謝したい」=28日付『毎日新聞』

 レスリングのパリ五輪女子68キロ級代表決定プレーオフで、全日本選手権王者の尾崎野乃香(慶大)が世界選手権5位の石井亜海(育英大)に5─4で競り勝ち、初の五輪代表に決まった。残り10秒を切って得意技の片足タックルで逆転したことを喜んで。

「少なくともそんなに美しい方とは言わんけど」「このおばさん、やるねえ」=29日付『毎日新聞』

 自民党の麻生太郎副総裁が福岡県内での講演で、上川陽子外相を「新しいスター」と称賛して。容姿に言及したことなどに批判が広がった。

「一部の個人に対する犯罪行為の疑惑を理由に、組織やコミュニティー全体に制裁を科すのは無責任だ」=29日付『毎日新聞』

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のスタッフ複数がイスラム組織ハマスによるイスラエルへの越境テロ攻撃に関与したとの疑惑が浮上。国連加盟国にUNRWAへの資金拠出を停止する動きが広がった。UNRWAのラザリーニ事務局長が声明で、加盟国に再考を促して。

「体が動いたらいこうと決めていた」=29日付『朝日新聞』

 第43回大阪国際女子マラソンで、前田穂南(ほなみ)(27)=天満屋、写真=が2時間18分59秒の日本新記録を樹立し、2位に入った。野口みずきさんが05年のベルリン・マラソンで出した2時間19分12秒を19年ぶりに更新した。21キロ過ぎでペースメーカーの前へ出てスパートしたことについて前田が。

「米国が決める時期と方法で、全ての責任を負う者を追及する」=29日付『日経新聞』夕刊

 バイデン米大統領は、ヨルダン北東部のシリアとの国境近くの米軍拠点でドローンによる攻撃があり、米兵3人が死亡したと明らかにした。親イラン武装組織の攻撃だと非難して。

「連座制を含めて党として考え方をまとめ、各党ともしっかり議論を行っていきたい」=30日付『毎日新聞』

 衆参両院の予算委員会は、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金問題に関する集中審議を開いた。岸田文雄首相が再発防止に向け、会計責任者と同様の責任を議員に負わせる「連座制」の導入に関して。

「会社を作り直すくらいの覚悟が必要だ」=31日付『読売新聞』

 トヨタ自動車の豊田章男会長が名古屋市内で会見し、ダイハツ工業や豊田自動織機などトヨタグループ各社で相次いだ認証不正について謝罪して。

「ご注文のお客さまから『何年でも完成を待ってます』という連絡をいただいた。再起を目指したい」=2月1日付『毎日新聞』夕刊

 能登半島地震では、石川県輪島市の伝統工芸品「輪島塗」も大きな被害を受けた。多くの商品が割れた「輪島屋善仁(ぜんに)」のデザイン室長の川越康さんが。


週刊エコノミスト2024年2月20・27日合併号掲載

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