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新聞から言葉をえぐる(2月22日~2月29日)

「この裏切り者の犯罪者は、汚らわしい犯罪を計画した時から、倫理上死んだも同然だ」=2月22日付『朝日新聞』夕刊

 ウクライナ国防省情報総局は、ウクライナに亡命したロシア軍パイロット、クジミノフ氏がスペインで死亡したと明らかにした。何者かに射殺されたとみられる。ロシア対外情報庁(SVR)のナルイシキン長官がクジミノフ氏について。

「デフレではなくインフレの状態にあると考えている」=23日付『読売新聞』

 日銀の植田和男総裁が衆院予算委員会で、今後も物価上昇の動きが続くとの見方を示して。

「弟子を守ることができなかった、その責任を重く受け止めております」=24日付『朝日新聞』

 日本相撲協会は、同部屋の力士に暴力を振るったとして、前頭・北青鵬を引退勧告処分相当とした。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)は、監督義務違反などで委員から年寄への2階級降格と減俸の処分とした。宮城野親方が報道陣に。

「米国は月に戻ってきた」=24日付『日経新聞』

 米宇宙企業インテュイティブ・マシンズは、無人の月着陸船「ノバC」が月に着陸したと発表した。民間企業では初で、米宇宙機の月面着陸は1972年のアポロ17号以来。米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官が。

「半導体製造の日本におけるルネサンス(再興)の始まりと信じている」=25日付『毎日新聞』

 半導体受託製造の世界最大手「台湾積体電路製造」(TSMC)は、熊本県菊陽町に建てた日本初の生産拠点となる第1工場で開所式を開いた。創業者の張忠謀氏があいさつで。

「卓球をやってきたなかで、中国と一番競ることができた。本当に成長したな」=26日付『朝日新聞』

 卓球の世界選手権団体戦の女子決勝で日本は中国に2─3で惜敗。53年ぶりの世界一を逃した。先に2勝して追い詰めたことについて、エースの早田ひな(日本生命)=写真=が。

「俺が出るまで待っておけよ」=27日付『読売新聞』

 神奈川県大井町の東名高速で2017年、あおり運転の末に一家4人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などに問われた石橋和歩(かずほ)被告(32)の差し戻し控訴審の判決で、東京高裁は懲役18年とした差し戻し後の1審・横浜地裁を支持した。判決の言い渡し後、石橋被告が裁判長らに向かって。

「ラファで作戦を始めれば、激しい戦闘は数週間で完全に終わる。ハマスの最後の拠点を放置できない」=27日付『毎日新聞』夕刊

 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区の南部ラファへの侵攻計画を作成し、戦時内閣に提出した。ネタニヤフ首相が米CBSテレビのインタビューで、休戦交渉の結果にかかわらずラファに侵攻する考えを改めて強調して。

「党としてのガバナンスがほぼ機能していない状態だ。このような自民党は見たことがない」=28日付『毎日新聞』

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて開催される衆院政治倫理審査会の公開のあり方をめぐって迷走する自民党を、政倫審の野党筆頭幹事を務める寺田学氏(立憲民主党)が批判して。

「スウェーデンは欧州と大西洋の安全保障に責任を負う用意がある」=28日付『毎日新聞』

 ハンガリーの議会が、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認した。これで全加盟国が承認を終え、加盟が決まった。スウェーデンのクリステション首相がX(ツイッター)で。

「自民党総裁として、政倫審に自ら出席し、マスコミオープンのもとで説明責任を果たしたい」=28日付『読売新聞』夕刊

 岸田文雄首相は首相官邸で記者団に、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり自ら衆院政倫審に出席する方針を表明した。

「まだまだ成長できる。パリで金メダルを目指したい」=29日付『朝日新聞』

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は、パリ・オリンピック・アジア最終予選第2戦で北朝鮮代表に2─1で勝ち、2大会連続6回目の五輪出場を決めた。主将の熊谷紗希=写真=が。

「私とほぼ同じくらいの年齢だ」=29日付『毎日新聞』

 米大統領選で再選を目指す民主党のバイデン大統領(81)がNBCテレビの番組で、共和党のトランプ前大統領(77)について。自身の不安材料である「高齢問題」をライバルにも向けた。


週刊エコノミスト2024年3月19・26日合併号掲載

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