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新聞から言葉をえぐる(3月1日~3月13日)

「二階俊博代議士は紛れもなく派閥の象徴だが、一切事務また経理等に関わることはなく象徴として若手の指導等、政務に励んでこられた」=3月1日付『毎日新聞』

 自民党の裏金問題をめぐり、衆院政治倫理審査会に出席した二階派事務総長の武田良太元総務相が、自身や派閥会長の二階俊博元幹事長が虚偽記載などについて全く知らなかったと述べて。

「いたって普通の人。一緒にいて楽しいし、何となく、ずっといるところを想像できた」=1日付『読売新聞』夕刊

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が日本人女性と結婚したことを発表した。キャンプ地のアリゾナ州グレンデールで報道陣に、相手について。

「困っている人がいるからしょうがないくらいの話し合いで継続になった」=2日付『朝日新聞』

 安倍派で事務総長を務めた塩谷立元文部科学相が衆院政倫審に出席し、パーティー券収入の還流(キックバック)をやめる方針が撤回された経緯について。

「五輪に行きたかった。ただそれだけです……」=4日付『朝日新聞』

 パリ・オリンピック男子代表の残り1枠を争う東京マラソンで、西山雄介(トヨタ自動車)=写真=が2時間6分31秒で日本勢最上位の9位に入ったが、日本陸連の設定タイム2時間5分50秒を突破できず、代表を逃して。

「経済の好循環が動き出した」=5日付『日経新聞』

 東京株式市場で4日、日経平均株価の終値が初めて4万円の大台に乗った。経団連の十倉雅和会長が記者会見で。

「今年の目標を達成するのは容易ではない」=6日付『毎日新聞』

 中国の全国人民代表大会で、中国政府は2024年の成長率目標を前年と同水準の「5%前後」に設定した。李強首相が施政方針演説に当たる政府活動報告で、達成のハードルの高さを認めて。

「彼を支持していない党員や他の人たちの票を(本選で)得られるかはトランプ氏次第だ」=7日付『毎日新聞』夕刊

 11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いで、ニッキー・ヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明した。党候補指名が確実になったドナルド・トランプ前大統領への支持表明は見送った。

「恨みや復讐(ふくしゅう)、報復の物語に目を向ける者がいる。私とは違う」=9日付『毎日新聞』

 バイデン米大統領が連邦議会の上下両院合同会議で行った一般教書演説で、トランプ前大統領を念頭に。

「多様性やインパクトなどを勘案して和歌山にゆかりがあるダンサーを招いた」=9日付『朝日新聞』

 自民党和歌山県連が主催し、党青年局幹部や近畿の若手地方議員らが参加した会合に、露出の多い衣装の女性ダンサーを複数招いていたことが判明した。県連青年局長として懇親会を企画した川畑哲哉県議が記者団に。川畑県議はその後離党した。

「漫画ってこんなこともできるんだ、世界に行けるんだ、という夢を見せてくれました。その存在は、大樹です」=9日付『朝日新聞』

「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」などのヒット作を生んだ漫画家の鳥山明さんが急性硬膜下血腫のため68歳で死去した。人気漫画「ONE PIECE」の作者、尾田栄一郎さんが集英社を通じて。

「ハリウッドから遠く離れたところで頑張っている皆さん、ハリウッドが君たちにも挑戦権があることを証明してくれたよ」=11日付『日経新聞』夕刊

 第96回アカデミー賞の授賞式が米ロサンゼルスで行われ、「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)が長編アニメーション映画賞、「ゴジラ−1・0」(山崎貴監督=写真)が視覚効果賞を受賞した。オスカー像を受け取った山崎監督が。

「震災を知らない新しい世代が増えている。石巻でこれだけ大きな災害があったことを後世に伝えていかなければ」=12日付『毎日新聞』

 東日本大震災から13年を迎えた11日、宮城県石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園であった市主催の追悼式で、津波で母を亡くした市職員の阿部智美さん(44)が遺族代表として慰霊碑に献花して。

「ロシアとウクライナの戦争に一銭も出さないだろう。それで戦争は終わる」=13日付『読売新聞』

 ハンガリーのオルバン首相が地元メディアのインタビューで、トランプ前米大統領が大統領選で返り咲いた場合、米国のウクライナ支援が打ち切られるとの見方を示して。


週刊エコノミスト2024年4月2日号掲載

新聞から言葉をえぐる(3月1日~3月13日)

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