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新聞から言葉をえぐる(3月14日~3月20日)

「日本経済の好循環を実現しうる原動力ともなる回答結果だ。労使の社会的役割をしっかり果たしているものと受け止める」=3月14日付『毎日新聞』

 春闘の集中回答日の13日、自動車や鉄鋼、電機など主要産業で労働組合の賃上げ要求への満額回答が相次ぎ、要求を上回る回答もあった。金属労協の金子晃浩議長が記者会見で。

「前向きに捉えて、次の挑戦に臨みたい。これで諦めるつもりは全くない」=14日付『毎日新聞』

 宇宙ベンチャー「スペースワン」は、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から人工衛星を搭載した小型ロケット「カイロス」初号機を発射したが、約5秒後に爆発し、打ち上げは失敗した。スペースワンの豊田正和社長が会見で。

「人と人との自由な結びつきとしての婚姻をも定めている」=15日付『朝日新聞』

 同性婚を認めていない現行制度が憲法に反するかどうかが争われた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁は違憲と判断した。斎藤清文裁判長が、婚姻の自由を定めた憲法24条1項について、同性間の婚姻も異性間と同程度に保障していると明言して。

「国内で所有・運営される米鉄鋼企業であり続けることが重要だ」=15日付『日経新聞』

 バイデン米大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画をめぐり声明を発表し、買収に反対する考えを示唆して。

「ネタニヤフ首相はイスラエルの最善の利益よりも自らの政治的延命を優先させ、道を踏み外した」=15日付『日経新聞』夕刊

 米上院民主党トップのシューマー院内総務が演説で、パレスチナ自治区ガザ地区への対応に関してイスラエルのネタニヤフ首相を非難し、新たに選挙を実施するよう呼び掛けて。ネタニヤフ氏は強く反発した。

「新興企業の攻勢は極めて早い。淘汰(とうた)されるくらいの認識だ」=16日付『読売新聞』

 日産自動車とホンダは、電気自動車(EV)分野などで提携する検討を始める覚書を結んだと発表した。ホンダの三部敏宏社長が会見で。

「北陸地域のにぎわいや震災からの復興を前進させる力になれば」=16日付『朝日新聞』夕刊

 北陸新幹線の金沢─敦賀(福井県敦賀市)間が延伸開業した。敦賀駅での開業式典後、JR西日本の長谷川一明社長が。

「もっともっと上に行ける自分がいると思っている」=19日付『読売新聞』

 競泳の池江璃花子(横浜ゴム)=写真=が、パリ五輪代表選考会の女子100メートルバタフライで派遣標準記録を突破する57秒30をマークして2位となり、代表入りを決めて。

「この選挙のまねごとには正当性などない」=19日付『毎日新聞』

 ロシア大統領選で現職のプーチン大統領が圧勝し、通算5選を決めた。ウクライナのゼレンスキー大統領が国民向けのビデオ演説で、プーチン氏を「独裁者」と呼び、改めて非難して。

「普通の金融政策を行っていくことになる」=20日付『読売新聞』

 日銀が金融政策決定会合でマイナス金利の解除を決めた。利上げは2007年2月以来約17年ぶり。長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の撤廃も決定。黒田東彦(はるひこ)前総裁が導入した「異次元の金融緩和」を転換した。植田和男総裁が会見で、今後について。

「4年3カ月、参院幹事長を務めた人にしては、自らのことしか言わない」「現場で聞いていて『疑惑は解明された』というような感じはしなかった」=20日付『毎日新聞』

 自民党の石井準一参院国対委員長が会見で、安倍派の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、14日に開かれた参院政治倫理審査会での世耕弘成前参院幹事長の弁明に苦言を呈して。

「150%、マシマシの力を全部出し切った」=20日付『毎日新聞』

 競泳のパリ五輪代表選考会の女子100メートル平泳ぎで、鈴木聡美(ミキハウス)=写真=が1分5秒91で1位となり、代表入りして。33歳での五輪代表入りは日本競泳陣で史上最年長。

「目にしたことのない史料で興奮が収まらない」=20日付『毎日新聞』

 平城京跡(奈良市)の発掘調査で、宮中祭祀(さいし)の「大嘗祭(だいじょうさい)」を指す「大嘗」と書かれた木簡が初めて見つかった。聖武天皇(701~756年)の大嘗祭に伴う木簡とみられる。木簡の解読に携わった奈良文化財研究所の馬場基・平城地区史料研究室長が。


週刊エコノミスト2024年4月2日号掲載

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