新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 言言語語

新聞から言葉をえぐる(3月22日~3月27日)

「彼(大谷選手)は賭博について快く思っておらず、私が二度としないよう助けてくれた」=3月22日付『朝日新聞』

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めた水原一平氏=写真=が、違法なスポーツ賭博に関与した疑いがあると米メディアが報じた。水原氏がスポーツ専門局ESPNの19日の取材に対し、大谷選手に借金の返済を頼み、大谷選手が自身の口座から送金したと説明して。しかし、20日には大部分を撤回した。

「被害実態を公正な目で見た大阪と正反対。本当にひどい判決だ」=23日付『毎日新聞』

 水俣病被害者救済特別措置法に基づく救済を受けられなかった熊本、鹿児島両県などの住民ら144人が国などに損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁は全員の請求を棄却した。原告全員を患者と認め賠償を命じた大阪地裁判決(2023年9月)と大きく異なる司法判断に、園田昭人・弁護団長が憤って。

「アップルは自社製品を良くするのではなく、他社製品を悪くすることで独占力を強化している」=23日付『日経新聞』

 米司法省は、iPhoneでスマートフォン市場を独占し消費者やアプリ開発事業者に損害を与えているとして、反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いでアップルを提訴した。ガーランド司法長官が記者会見で。

「ウクライナに向けて逃亡しようとした」=24日付『読売新聞』

 モスクワ近郊のコンサートホールに武装した数人のグループが押し入り、観客らに自動小銃を乱射。多数の死者が出た。ロシアのプーチン大統領が演説で、容疑者について。

「プーチン氏らが他へ責任転嫁しようとしているのは明白だ。彼らのやり方はいつも同じだ」=25日付『毎日新聞』

 ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ演説で、プーチン大統領がテロ事件へのウクライナの関与を示唆したことに反発して。

「記録も大事だが、皆さんの記憶に一つでも残りたくて必死に頑張った」=25日付『読売新聞』

 大相撲春場所は、東前頭17枚目の尊富士(たけるふじ)(24)=写真=が13勝2敗で初優勝を果たした。新入幕力士の優勝は110年ぶり。14日目の取組で右足首を負傷したが、千秋楽の土俵に上がり白星をつかんだ。優勝インタビューで尊富士が。

「お前もその年、くるんだよ。ばかやろう」=26日付『朝日新聞』

 自民党の二階俊博元幹事長(85)=衆院和歌山3区=が党本部で会見し、次期衆院選に出馬しない意向を表明。派閥の政治資金パーティー裏金事件について陳謝した。不出馬は年齢が理由かとの質問に二階氏が。

「岸田首相が別ルートで、できるだけ早い時期に国務委員長(金正恩氏)に直接会いたいという意向を我々に伝えてきた」=26日付『日経新聞』

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹の金与正(キムヨジョン)党副部長が25日、談話を発表して。だが翌日には、日本政府が拉致問題で立場を変えていないとして「接触も交渉も拒否する」との談話を出した。

「彼が僕の口座からお金を盗んで、みんなにウソをついていた」=26日付『毎日新聞』夕刊

 水原一平氏による違法賭博疑惑で、大谷翔平選手が報道陣に経緯を説明。借金返済の肩代わりに同意したことはないと強調して。

「安保理はガザに関する待望の決議を承認した。この決議は履行されなければならない」=26日付『読売新聞』夕刊

 国連安全保障理事会は、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラム教のラマダン(断食月)期間中の「即時停戦」を求める決議案を採択した。メンバー15カ国のうち14カ国が賛成し、米国は棄権した。軍事衝突が始まった昨年10月以降、「停戦」を初めて決議に盛り込んだ。グテレス国連事務総長がX(ツイッター)で。

「小林製薬が原因究明の調査をしている間、行政への情報提供を行わなかったのは遺憾だ」=27日付『毎日新聞』

 小林製薬の紅こうじのサプリメントを摂取した人から健康被害の報告が相次ぎ、摂取との因果関係が疑われる死亡例も確認された。武見敬三厚生労働相が会見で、対応の遅れを批判して。

「あんなふうに崩落するのを見るとは考えもしなかった。まるで映画のようだ」=27日付『毎日新聞』夕刊

 米国の東部メリーランド州ボルティモアで、全長約2・5キロのフランシス・スコット・キー橋が大型コンテナ船(全長約300メートル)の衝突で崩落した。ボルティモアのスコット市長が会見で。


週刊エコノミスト2024年4月16・23日合併号掲載

新聞から言葉をえぐる(3月22日~3月27日)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事