週刊エコノミスト Online 編集後記

荒木涼子/稲留正英

編集部から

 新型コロナの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ5類に移行し、今年5月8日で1年。この間、医療機関などで段階的に通常体制に切り替わったが、我が家が通う保育園もようやく「スタッフのマスクは9日以降、個人の判断になります」との張り紙が掲示された。

 手洗い・うがいはもちろん、マスクも含めた感染症対策は重要だ。5類移行直後は当時2歳の長男の風邪の引きやすさはすさまじく、それまでの対策がいかに効力を発揮していたか、身をもって感じた。

 一方で、長男や11カ月の次男は0歳時からマスク姿の先生しか知らず、口元の動きなどを使う細かなコミュニケーションの発達に影響が出ていないかが気になる。親にとっては日常が戻っても、子どもには初めての体験。しっかり観察しなければと気を引き締めている。

(荒木涼子)

 大型連休前半の4月末、1泊で函館に出かけた。北海道新幹線で北海道を訪ねてみたい、というのが理由だ。

 午前8時18分に東京駅を出発、新青森駅を通過し、青函トンネルに入ったのが午前11時36分。電光掲示板に「青函トンネルに入りました!!」という案内が表示された。サプライズが一つあった。普段は貨物列車とすれ違うため、トンネル内の最高速度は時速160キロに制限されているのだが、この大型連休はダイヤを調整し、一部列車で時速260キロでの営業運転を開始した。幸運にもその初日に巡り合わすことができたのだ。

 列車は大きな揺れもなく、全長54キロのトンネルを17分で通過した。新函館北斗駅には定刻の午後0時10分に到着。所要時間は3時間52分で、普段より5分早い。2030年度末の札幌延伸は先送りが決まったが、これなら、札幌まで行くのも苦にならないだろう。

(稲留正英)

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