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週刊エコノミスト Online 書評

『逃げても、逃げてもシェイクスピア』 草生亜紀子著 新潮社 1980円

『逃げても、逃げてもシェイクスピア』 草生亜紀子著 新潮社 1980円

 日本人女性で初めてシェイクスピアの全戯曲37作品を完訳した翻訳家・松岡和子。苦手だったシェイクスピアが人生を伴走する存在になるまでの歩みを描いた。父親が戦後、長年旧ソ連のシベリア抑留を強いられ、女手一つで育てられた幼少期。勉学に励む中で演劇の魅力にはまり、翻訳と劇評に没頭。家事や育児、家族の介護と並行して膨大な仕事をこなし、演出家の蜷川幸雄ら関係者に高く評価されていく。常に勉強と思索を忘れない生き様が驚異的だ。(W)


週刊エコノミスト2024年7月2日号掲載

話題の本 『逃げても、逃げてもシェイクスピア』 草生亜紀子著 新潮社 1980円

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