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週刊エコノミスト Online 書評

『じょっぱりの人 羽仁もと子とその時代』 森まゆみ著 婦人之友社 3300円

『じょっぱりの人 羽仁もと子とその時代』 森まゆみ著 婦人之友社 3300円

 日本の女性ジャーナリストの先駆けで、女性の地位向上に取り組み続けた羽仁もと子。紆余(うよ)曲折だらけの精力的な生きざまを著名作家が追った秀逸な評伝だ。新聞記者として孤児院を取材するなど社会問題に目を向け、夫と協力して今も続く著名な雑誌『婦人之友』を立ち上げ、暮らしの近代化と男女が対等な関係の構築を主張し続けた。自由な教育をモットーとする私立学校を創設し、画期的な家計簿も考案。その企画力と行動力のすごさは参考になる。(W)


週刊エコノミスト2024年7月16・23日合併号掲載

『じょっぱりの人 羽仁もと子とその時代』 森まゆみ著 婦人之友社 3300円

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