新聞から言葉をえぐる(7月11日~7月18日)
「選挙戦を続けるかどうかは大統領次第だ」=7月11日付『毎日新聞』夕刊
米民主党の重鎮であるペロシ元下院議長が米MSNBCの番組に出演し、大統領選からの撤退を求める声が党内から出ているバイデン大統領について。
「ウクライナの加盟への道は、もはや不可逆的だとのメッセージを、ここからクレムリン(ロシア大統領府)に送る」=12日付『朝日新聞』
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議がワシントンで開かれ、共同宣言ではウクライナのNATOへの加盟について「不可逆的な道」と従来より踏み込んだ表現で言及した。フィンランドのストゥブ大統領が記者団に。
「司法はようやく納得のいく判決を出してくれた」=12日付『読売新聞』
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への高額献金をめぐり元信者の遺族が教団側に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷は「一切の賠償請求をしない」とする念書を「無効」と判断し、教団側勝訴とした1、2審判決を破棄した。元信者の60代の長女が記者会見して。
「相手候補を応援された方にとやかく言われる筋合いはない」=12日付『朝日新聞』
共産党の小池晃書記局長が記者会見で、東京都知事選で元立憲民主党参院議員の蓮舫氏が敗北したことに関し、連合の芳野友子会長が共産党の支援で「票が逃げた」と発言したことを批判して。
「計5回、知事に『ご進退をお考えになりませんか』と進言した」=12日付『毎日新聞』夕刊
兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題に関連し、片山安孝副知事は7月末で辞職する意向を明らかにした。片山氏が報道陣に。
「かなりの動きだ。相当の部分が投機によるものと考えても不思議ではない」=13日付『毎日新聞』
11日のニューヨーク外国為替市場で対ドルの円相場が一時1ドル=157円台まで急上昇した。日本政府関係者は、政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入を実施したと明らかにした。財務省の神田真人財務官=写真=が記者団に、この1カ月程度の円安の進行について。
「不正を見て見ぬふり、なあなあという体制が一部残っていたのではないか」=13日付『毎日新聞』
防衛省・自衛隊で「特定秘密」の不適切な取り扱いなどが相次いで発覚した問題で、同省は218人(延べ220人)の処分を発表した。事実上の更迭となった海自トップ、酒井良海上幕僚長=写真=が会見で。
「(五輪出場を逃して)パリには行くこともできなかったが、フランスのメジャーで勝てて気持ちを晴らすことができた」=15日付『読売新聞』
フランス南東部のエビアン・リゾートGCで行われた女子ゴルフのメジャー第4戦、エビアン選手権の最終ラウンドで、首位と1打差の2位から出た古江彩佳が逆転優勝し、初のメジャータイトルを手にして。
「ビューと風を切る音が聞こえ、すぐに銃弾が皮膚を裂くのを感じた」=15日付『朝日新聞』
米東部ペンシルベニア州バトラーで、共和党のトランプ前大統領が選挙集会で演説中に銃撃され、耳を負傷した。事件後、トランプ氏がSNSに投稿して。
「米国にこのような暴力が許される場所は絶対にない」=16日付『毎日新聞』夕刊
トランプ前大統領の銃撃事件を受け、バイデン米大統領がホワイトハウスの大統領執務室から米国民向けに演説して。
「銃声が聞こえたとき、これは米国の歴史に残る瞬間だと感じた」=16日付『日経新聞』夕刊
トランプ前大統領が銃撃後、星条旗をバックに拳を突き上げる写真が注目を集めた。撮影したAP通信のカメラマン、エバン・ブッチ氏が。
「あまりオールスターで打てていなかったので、ほっとしました」=18日付『朝日新聞』
米大リーグのオールスター戦で、ドジャースの大谷翔平が、三回に球宴初本塁打となる先制3ランを放って。
「投票する時、トランプ氏と100%意見が一致している必要はない。違いは脇に置き、国を強く結束させるために必要なことに焦点を当てよう」=18日付『読売新聞』
米共和党全国大会で、11月の大統領選に向けてトランプ前大統領が正式に党候補に指名された。トランプ氏と候補指名を争ったニッキー・ヘイリー元国連大使が登壇し、強い支持を表明して。
週刊エコノミスト2024年8月6日号掲載
新聞から言葉をえぐる(7月11日~7月18日)