経済・企業独眼経眼

設備投資意欲は高まっていない=斎藤太郎

「設備投資/経常利益」比率は低水準(日本銀行)
「設備投資/経常利益」比率は低水準(日本銀行)

 日銀短観6月調査では、2018年度の設備投資計画(含む土地投資額、除くソフトウエア投資額、研究開発投資額)が前年度比7・9%となり、6月調査としては1983年度以降で最高の伸びとなった。一方、大企業・製造業の業況判断DIは2期連続で悪化し、18年度の経常利益計画は前年度比5・1%減(全規模・全産業)となった。

 景況感、利益計画が厳しいにもかかわらず設備投資計画が強い結果となったことから、ここにきて企業の設備投資意欲が大きく高まっているとの見方がある。

残り1195文字(全文1423文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事