設備投資意欲は高まっていない=斎藤太郎
日銀短観6月調査では、2018年度の設備投資計画(含む土地投資額、除くソフトウエア投資額、研究開発投資額)が前年度比7・9%となり、6月調査としては1983年度以降で最高の伸びとなった。一方、大企業・製造業の業況判断DIは2期連続で悪化し、18年度の経常利益計画は前年度比5・1%減(全規模・全産業)となった。
景況感、利益計画が厳しいにもかかわらず設備投資計画が強い結果となったことから、ここにきて企業の設備投資意欲が大きく高まっているとの見方がある。
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週刊エコノミスト
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