役立つ会計 会計基準編 グローバル化で増えるIFRS採用企業 電力、鉄道などインフラ企業は日本基準=溝口聖規
有料記事
<一から学ぶ基礎知識>
日本企業が採用する会計基準は、日本の会計基準、米国会計基準、国際会計基準(IFRS)の三つがある。
戦後の日本の会計基準は、当時の最先端の会計基準だった米国基準を手本に制定された。例えば、日本基準と米国基準はあらかじめ会計処理上のルールや基準を詳細な規定で定めておく「細則主義」を採っている。これに対し、IFRSは大まかな原則は決めても細かい規則は示さない「原則主義」のため、企業は原則を理解したうえで、それに沿った会計処理を選択しなければならない。
残り2428文字(全文2666文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める