経済・企業特集

会社を買う売る継ぐ 納税猶予を機にキャッシュフローを可視化=仙石実

    納税猶予の特別措置の流れ(出所)中小企業庁の資料を基に編集部作成
    納税猶予の特別措置の流れ(出所)中小企業庁の資料を基に編集部作成

     相続・贈与税の全額納税猶予という特例措置を受けるためには、承継までの経営の見通しをまとめた「特例承継計画」を2023年3月末までに提出する必要がある。計画を立てるうえで重要なのは、利益だけでなく、将来のキャッシュフローを可視化することだ。

     会社の経営は、売り上げが上がり、利益が出ていれば安心というわけではない。利益とキャッシュフローは全く違った動きをする。利益が1億円上がっていても、手元に現金が100万円しかないこともある。借り入れを返済しているからだ。来月、資金ショートすると分かった段階で、新たな借り入れはできない。だから黒字倒産が起こる。

     子が承継をちゅうちょする理由として大きいのは、会社の借り入れへの個人保証だ。倒産すれば、億単位の債務を負うことになる。

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