経済・企業特集

EV&つながる車 「レアメタル不足」の真実 電動車の種類で異なる使用量 “EVシフトの壁”という誤解=阿部暢仁

    電動車の種類ごとにバッテリーの容量とレアメタルの使用量は異なる
    電動車の種類ごとにバッテリーの容量とレアメタルの使用量は異なる

     世界の各地域における環境規制を背景に、自動車の電動化が進んでいる。その流れのスピードに大きく影響を及ぼすのがバッテリー技術の進化であり、幅広い産業プレーヤーが技術投資している。コストと性能要件を満たすための技術開発に加えて、最近では原材料として必要な希少金属(レアメタル)の供給可能性が課題として挙げられている。

     具体的には、現在主流であるリチウムイオンバッテリー(LiB)の正極材に使われているコバルトだ。コバルトはバッテリー出力を安定化するために一定量採用されている。過去4~5年間におけるコバルトの市場価格を見ると自動車の電動化に伴い2倍に高騰している。主な供給国はアフリカのコンゴ民主共和国だが、採掘における児童労働などの問題も指摘されており、今後の需要拡大に供給が追い付かないことが懸念されている。

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