経済・企業エコノミストリポート

半導体 スマホじり貧のクアルコム NXP大型買収は断念も 黒字のうちに多角化挑む=津田建二

    絶えず結果を問われている(モレンコフCEO)(Bloomberg)
    絶えず結果を問われている(モレンコフCEO)(Bloomberg)

     半導体世界6位で、通信用半導体を手がける米クアルコムが、同9位のNXPセミコンダクターズ買収を断念した。クアルコムには、NXP買収の失敗だけではなく、第3世代無線通信(3G)特許を巡る独占禁止法訴訟、さらにスマートフォン関連ビジネスの頭打ち感などマイナス要因がのしかかっている。ただし、買収断念直後こそ株価が下がったものの、1日で回復して、足元はむしろ上昇基調だ。クアルコムは従来得意としてきたスマホ用半導体にとどまらず、経営の多角化を進めており、その姿勢が評価されているからかもしれない。クアルコムがどう生き残りを図っているのか。その姿は日本企業の低迷脱皮の参考になろう。

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