経済・企業特集

EV&つながる車 半導体 電動化対応で新素材の開発加速 自動運転は次世代チップ導入=阿部哲太郎

クルマの機能ごとに異なる車載半導体
クルマの機能ごとに異なる車載半導体

 <活況!車載市場>

 クルマの電動化や自動運転の広がりにより、車載半導体の市場規模は年々増加している。17年の車載半導体の市場規模はブルームバーグによると388億ドル(約4・2兆円)で(図2)、クルマの高機能化に伴い搭載金額は、今後年率5%以上で成長すると見られる。

 半導体メーカーやメガサプライヤーは半導体の研究開発や設備投資を続けている。一方、完成車メーカーは内製化を狙い、ティア1(部品の1次下請け)企業と連携して車載半導体の技術革新を急ぐ。トヨタ自動車は今年6月、電子部品の量産研究・生産機能のデンソーへの集約を発表。グループとしての開発・生産の競争力を高めていく方針だ。

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