経済・企業特集

商社 商社セブン 伊藤忠商事 ここに注目! ベンチャー投資 次世代ビジネスを次々創造=野田俊介

奇点汽車が開発したEV 伊藤忠商事提供
奇点汽車が開発したEV 伊藤忠商事提供

 伊藤忠商事は、今年4月、次世代ベンチャーを対象に100億円の投資枠を設定した。小売り、次世代自動車、農業の生産性を上げる「アグリテック」、新電力など次世代ビジネスがテーマだ。すでに6社への投資を決めていて、2件は中国の電気自動車(EV)関連だ(投資額は非公表)。

 1件はEV商用車のリースや運行管理を手掛ける「地上鉄」。深センの本社を訪問したら、大きな画面に現在1万5000台に上るトラックが映し出されて、走行中のトラックの電池残量が確認できるほか、電池の2次利用といった商売の機会が期待できる。

 もう一つが、奇点汽車(上海市)というEVメーカーのベンチャーへの投資だ。実際にクルマが出てくるのは今年末くらいだが、8月に同社を訪問したらスタートアップらしい熱気にあふれていた。

残り1143文字(全文1482文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事