商社 商社セブン 丸紅 ここに注目! 輸送機器 空港の地上業務委託好調=氏家俊明
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丸紅の輸送機グループには、航空・船舶▽自動車・リース事業▽建機・産機の3本部がある。最終利益は、2018年3月期が410億円だったが、グループ傘下の国内外事業会社の安定的な収益拡大に加え、自動車向け急速充電器の北米販売も好調で、19年3月期は440億円を見込む。
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航空事業では、長年、航空機や航空機用エンジン、ビジネスジェット機の代理店として、知見を積んだ。この知見を生かして新たな事業分野にも参入してきた。その一つが、搭乗手続きや荷物の上げ下ろし、航空機の誘導などグラウンドハンドリング・サービスを手がける「スイスポート・ジャパン」(出資比率49%)だ。
成田、羽田、中部、関西、福岡の各国際空港で、海外航空会社から委託を受けてグラウンドハンドリング・サービスを手がける。ここ数年、インバウンド需要増を追い風に、海外航空便が増えており、引き合いは強い。共同出資者はこの分野で世界屈指の「スイスポート・インターナショナル」(51%、本社・スイス)で、当社はマイノリティー(少数)出資にとどまる。ただ、グラウンドハンドリング・サービスは人手が必要な労働集約的…
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週刊エコノミスト
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