双日は昨年夏、西太平洋のパラオ共和国と、国際空港のコンセッション（空港運営権）に関する契約を結んだ。２０１５年４月に空港事業課を立ち上げて、初の運営権獲得の実績になった。国際協力機構（ＪＩＣＡ）支援による事業化調査を端緒に、羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデング（ＪＡＴＣＯ）と組んで、パラオ政府と合弁会社（日本側51％出資）を設立。空港の旅客ターミナルの拡張や改修を予定している。

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　パラオは「ダイバーの天国」だ。日本から約４時間とグアムとほとんど変わらない近さだ。すばらしい観光資源の魅力をどれだけアピールできるかが勝負だと考えている。従来は日本からデルタ航空が乗り入れていたが、いまは直行便がない。そこで、日本航空（ＪＡＬ）や全日本空輸（ＡＮＡ）など日本のエアラインに直行便を飛ばしてほしいとお願いしているところだ。