伊藤忠はファミマとポケットカードでキャッシュレス=編集部 商社の深層/124
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「ポケットカードを軸にキャッシュレスやカードレス決済にも取り組んでいく。大株主であるファミリーマートともさまざまな取り組みを考えていく」(伊藤忠商事の加藤修一金融・保険部門長)
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今年4月、ユニー・ファミリーマートホールディングスを子会社化すると発表した伊藤忠商事。三菱商事が子会社ローソンの銀行参入を決めるなか、対抗策が注目されているが、伊藤忠は傘下のポケットカードを軸にキャッシュレスを強化していく。
伊藤忠は他商社に先んじて商社で唯一、与信機能を持つクレジットカード会社を持つ。昨年8月、ファミリーマートとともに会員数480万人のポケットカードの株式80%を握り、非公開化した(残り20%は三井住友銀行)。同社を軸にキャッシュレスやカードレス決済、新たに出資したネット通販の後払い決済ベンチャーと組んで実店舗でのカードレス決済にも乗り出すという。
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週刊エコノミスト
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