医療の効率性が最も高い埼玉県をお手本にするには=河越正明 学者が斬る
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医療提供体制の効率化で費用削減=河越正明
9月21日に公表された2016年度の国民医療費は10年ぶりに対前年度比で減少したが(マイナス0・5%)、同じ日に公表された17年度の概算医療費の動きから見ると、17年度は2%程度の増加と見込まれる。高齢化の進展や高度医療の普及による医療費の増加傾向は続いている。
ただし、こうした全国計の動きの中には大きな地域差が隠されている。効率的な医療提供体制を実現している地域を「お手本」にすれば、医療費の伸びを抑制できるかもしれない。では一体どれくらい効率化が可能で、その結果どれくらい医療費を節減できるのであろうか。
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週刊エコノミスト
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