国際・政治ワールドウオッチ

米国政治の混乱はリーマン・ショック後遺症か=岩田太郎

    批判を受けるポールソン(右)、ガイトナーの両元財務長官
    批判を受けるポールソン(右)、ガイトナーの両元財務長官

     米国で大手投資銀行のリーマン・ブラザーズの破綻に端を発した世界金融危機から10年を迎え、米論壇では大物エコノミストの間で、「危機は本当に終わったのか」などが論じられている。

     ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授は9月15日の米経済専門局CNBCの番組で、「米国における金融危機は終わった」と断言した。ロゴフ氏はさらに、「銀行の経営者たちが何ら重い罰を受けなかったことは禍根を残した。もし処罰されていれば、危機の後のポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭は弱まっていただろう」と述べ、金融危機の後遺症として政治の混乱がもたらされたとの見方を示した。

     また、ロゴフ教授は、「金融危機の後には経験則として政治的な分裂が悪化する。今の米国がそのような状況だ」と指摘した。

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